三谷幸喜、“幸運の人形”を宮沢りえに渡していた
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三谷幸喜『清須会議』、第37回モントリオール世界映画祭に出品決定
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本展では、2人がタッグを組んだ『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』と、11月9日より公開される最新作『清須会議』を中心に、実際に撮影に使用された装飾、小道具や模型、セット製作のための資料を展示する。
10年来の付き合いというふたり。種田氏は「三谷さんの映画は登場人物が多いので、普通の間取りだと活かしきれないことがある」と前置きし、「今までこの話をしたことなかったんですが、ポイントは“連絡通路”なんです。いくつかの空間が、連絡通路や回廊でつながっている」と告白。これには三谷氏は「そんな大事なことをここで明かしていいんですか!?」とユーモア混じりにリアクション。
最新作『清州会議』は、三谷氏が初の時代劇に挑戦するにあたって、学級会さえも大好きだったという“会議好き”の彼が「これほどぴったりなものはない」と選んだ題材。美術的見どころといえば、もちろん清州会議の舞台となる、清州城。清州城は現存していないため、今回の映画では、2メートルにも及ぶ、10分の1スケールの模型が製作され、ブルースクリーンと組み合わせて撮影された。製作期間は10人がかりで2、3か月。撮影直前まで完成していなかったという。
尚、会議が開かれた時代にはまだ天守閣は存在しなかったと言われているが、今回三谷氏の強い要望で作られた。「天守閣がないと収まりが悪いというのもあるし、権力の象徴なので、無理言って種田さんに作ってもらいました」と説明する。
さらに思い出の小道具について聞かれると、三谷氏は『有頂天ホテル』にラッキーアイテムとして登場する人形をあげ、「撮影終了後に僕がいただいたんですが、先日、宮沢りえさんが『おのれナポレオン』という舞台で代役をやってくれたときに、勇気づけようと思ってあげました。本当は貸したつもりだったんですが…。今日急遽、宮沢さんに電話しました。明日、多分(展示に)並ぶと思います」というエピソードを明かし会場を笑わせた。
「種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展~『清須会議』まで美術軌跡、そして…~」
場所:上野の森美術館
住所:東京都台区上野公園 1-2
会期:10月12日(土)~11月17日(日)
時間:午前10時~午後5時(入場は閉館の30分まで)
※土曜日、 11月3日(日・祝)、11月15日(金)は午後8時まで開館
《RBB TODAY》
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