トヨタIT開発センターとNICT、空き周波数帯を使った車車間無線通信に成功
ブロードバンド
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
ドコモ・NECや東大・東北大ら、災害時における通信混雑の緩和技術を実験開始
-
「赤十字原子力災害情報センター」が開設……デジタルアーカイブを10月1日より公開

このシステムは、テレビホワイトスペース帯の車車間無線通信およびコグニティブ無線ルータを組み合わせたもので、大規模な災害時に公衆通信網が寸断されても、災害地のさまざまな情報を車を介して伝搬・共有することを可能とするもの。
トヨタIT開発センターは、スマートフォンに共有したい情報を入力することで、近くのWi-Fiを搭載した車にその情報を次々と受け渡し、長距離の情報伝送が可能なシステムを開発。このシステムでは、交通網の機能が完全に復旧しない状態でも、テレビホワイトスペース帯の車車間無線通信(地方自治体の車などに搭載)を使うことで、大量の災害地の情報を遠隔地に転送可能とした。
またNICTでは、利用可能な商用無線回線を自動的に選択する「コグニティブ無線技術」の研究開発を行っており、この技術を用いることで、災害地の近くで混乱しているなかでもインターネット接続を行うことを可能し、クラウドへのアップロードなどが可能になるという。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/