ふらりとお店に入って気軽にアートを楽しむ 10月24-27日
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
今年は店舗49店、展示作家約60名が参加。回を重ねるごとにその数は増えている。「締め切った後にも参加応募の声があった。今年の注目は、ドイツの自動車メーカー・アウディ(Audi)のショールームでの写真展示や、J-WAVEの番組『I A.M.』とのコラボレーションによるワークショップなど。ベルギー出身デザイナー、クリストフ・コパンの日本初お披露目となるアート展示もある(DECOdeBONAIRにて)。また、黒田征太郎のペインティング(H.P.DECO)、深町めいしゅう(HARUNO)の切り絵ドローイング、キム・ソンヘのコラージュシャンデリア(UMiTOS)、プランティカの生花(NEAL’S YARD REMEDIES)、ノルウェー出身のストリートアーティスト・ドルク(OSKLEN)など、日本人作家を中心に国内外作家が参加するので楽しみにしてもらいたい」と戸塚氏。
各店舗の展示は、その店の自主企画の他、アッシュ・ペー・フランスの提案企画も。後者の場合は、展示に注目してもらうために、あえてその店の雰囲気と異なるテイストの作家・作品をセレクトしている。
初日24日はH.P.DECOをメイン会場にレセプションパーティーを皮切りにスポットイベントも充実。ライブペインティングが催される他、戸塚氏が「毎回意外とおススメ」というトークイベントも。25日にはhpgrpギャラリーにて、編集者の菅付雅信、『GINZA』編集長の中島敏子、『IMA』編集長の太田睦子らによる写真についてのトークセッション、26・27日にはアウディ・フォーラム(Audi FORUM)にてアートライフに関するトークショーなどを予定。
「このイベントは、何のハードルもなく、ふらりとお店に入って気軽にアートを楽しめることが特徴」と戸塚氏。「そもそもは、アッシュ・ペー・フランスのギャラリーを手探りで運営していく中で、周辺店舗のお客さんにも見に来てもらいたい、と考えたことがきっかけで始まったイベント。1年目はコレクターが多かったのに比べ、近年は色々な方が来てくださるようになった。正に草の根活動の賜物と実感」と続ける。
作品を鑑賞するだけでなく、実際に購入することができ、値段が表示されている。最近では、「青参道で初めてアートを買いました」と声を掛けられることもあるという。「例え1万人の中の1人でも2人でもいいから、初めてアートを手にする人がいてくれたらいい。そんな貴重な機会になればと思っています」と戸塚氏は話す。
青参道アートフェア、今年の見どころは?戸塚憲太郎ディレクターに聞く
《編集部》
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