群衆の異変を察知する「群衆行動解析技術」、NECが世界初開発
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多くの人が集う公共空間や大型施設は、異常な混雑が生じた場合に事故が発生したり、犯罪やテロの対象となったりするリスクがある。「群衆行動解析技術」は、異変につながる“群衆全体の動きの変化”を正確にとらえ、解析することが可能だという。
この技術では、“事件・事故の発生やその兆しが、周りの群衆や集団の行動に影響を与える”という点に着目し、人の流れの急激な変化や、人の流れに逆らって滞留している集団、人の転倒時の周りに生じる人垣などを既設の防犯カメラを用いて検知する。「人の固まり」に対して解析を行うため、個人を特定することなく状況の把握が可能となっている。
具体的には、混雑度や各人の挙動などが異なる様々な状態の群衆画像を、シミュレーションによって擬似的に生成した。この画像と防犯カメラ等の映像を、独自アルゴリズムによって照合・解析することで、高精度に判定するとのこと。予め閾値を設定することで、その変化の大きさから異常レベルも推定できる。
《冨岡晶》
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