同展示会は2年に1度開催されるロボットトレードショーで、今回は20回目。産業用ロボットや生活支援ロボットのほか、大学の研究室などがその成果を紹介するコーナーも用意されていた。
デモンストレーションで人だかりができていたもののひとつが、東京大学 石川・奥研究室の「勝率100%じゃんけんロボット」だ。人間がじゃんけんの手を出すと、ロボットが瞬時にそれを認識し勝つ手を出す。ロボットは高速ビジョンにより、1ミリ秒ごとに人間の手を認識している。人間が手を形にして出し終わるまでにかかるのは60ms。ロボットは、形状を認識してから20msで出し終わる。「後だし」という言葉があるが、このロボットの場合は「先出し」にあたる。つまり説明員によると「人間の手がまだ開ききってないうちに、ある程度このへんになったらチョキだろうと認識する」ということ。この速さの違いに人間は気づくことがない。
ロボットハンドは、10年前に短時間で高出力なモーター部分から開発をはじめているが、“じゃんけん”は一例にすぎない。カメラと高速なモーターを工場に応用するなどが考えられている。

