【物欲乙女日記】やりよるな「鍋キューブ」…鍋と炒め物をつくってみた
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自炊はぼちぼちするライターの奥 麻里奈です。“生きるために食べる”が「食」に対する私の基本方針なので、料理への熱意はそんなに高くないのですが、関西出身だからなのか出汁にはこだわりがありまして……。汁物はいつも煮干しや鰹節、昆布、鶏ガラなどから出汁を取るんですね。だから「『鍋のもと』なんかを使うのは邪道だ!」などといっちょまえに思っているのですが、実は、“豆乳鍋”とか“キムチ鍋”とか味付け系の鍋はちゃんとした味の出し方がイマイチ分からず、結局「鍋のもと」に手を借りている、てへぺろなわたくし。
で、今回もこの「鍋キューブ」ピリ辛キムチの力を借りてキムチ鍋をつくってみました。何と言ってもこの「鍋キューブ」、液状じゃなくて固形なのが珍しい。液状だと1袋使い切りですが、飴みたいにキューブが1個1個袋に入っているので、量が調整できて便利。最初、野菜を切ったときに「この量だと5個くらいかな?」と思ってキューブ5個を投入したのですが、野菜を入れてみると、「これだともうちょっと要るな……。あと1個、あ、やっぱりもう1個…」と結局1袋分の8個すべてを投入してました。
スープの見た目は、真っ赤に煮立った本格派。固形キューブがそこまでの威力を発揮するとは意外でした。食べてみると……。おお、味が濃い。私が求める“ちゃんと味がついてる”キムチ鍋です。その上キムチの酸っぱさも再現されてて、結構辛い。今まで私が食べたどの「鍋のもと」よりも本格的にキムチキムチしてるスープでした。一緒に食べた、料理好きの友人は「ちょっと洋風の味がするね。コンソメみたいな」。さすが通っぽいコメント。一方、スープが「鍋キューブ」だと知らない友人は、「んーこの味くせになる!」ともりもり食べてくれました。
そして、別日には「鍋キューブ」濃厚白湯を使って応用料理を。チンゲン菜と海老の炒め物をつくってみました。みじん切りのニンニクと生姜を炒めたところにチンゲン菜とネギと海老を入れ、砕いた鍋キューブと塩・コショウで味付けした簡単な料理なのですが、白濁したとろみのある、片栗粉を少し使ったようなテクスチャーに。食べてみると……。マイルドな味わいながらやはり、ちゃんと味がついててコクがある。発売元は味の素。その名の通り、看板に偽りなし、ですね。やりよるな。この「鍋キューブ」濃厚白湯はかなり私好みの味だったので、「これは応用なしの鍋で食べてみたい!」とも思いました。
《奥 麻里奈》
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