歴史的日付に関連したサイバー攻撃、予測よりも小規模に
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レポートでは期間内の主要なインシデントとして、Anonymousに代表されるハクティビストによる攻撃活動が継続していることを挙げている。主な攻撃には、米国政府や関連するWebサイトへの攻撃が複数発生し、米議会関係者のメールアドレスとパスワードや米緊急事態管理庁(FEMA)などの情報漏えいが発生した(OpLastResort)。8月には、パキスタンとインドの独立記念日前後でお互いの政府や関連するWebサイトへの攻撃が多く発生。この攻撃では政府関連の外部SNSサービスなどにも攻撃が波及している。9月には、主に南米の各国政府とその関連サイトに対して、それぞれの国のAnonymousによる攻撃が継続して行われた。
同期間は毎年、太平洋戦争の歴史的な日付や、竹島や尖閣諸島などに関連したインシデントが発生している。本年も複数の攻撃が予測されたが、大規模な攻撃は発生しなかった。IIJの観測した攻撃では、9月17日に最大で3Gbps弱のUDP FloodとSYN FloodによるDDoS攻撃を確認しており、これ以外にも、比較的短時間の大規模な攻撃を複数確認している。また9月18日の前後には、DDoS攻撃が平常時よりも多く見られた。しかし攻撃の規模や回数は、前年同期間よりかなり減少している。さらに、IDとパスワードを狙った攻撃と、なりすましによる不正ログイン、DNS Open Resolverの探査の試みや攻撃が引き続き確認された。
歴史的日付に関連したサイバー攻撃、予測よりも小規模に--技術レポート(IIJ)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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