テレビ朝日、映像データを高セキュリティ化する新映像システムを採用
エンタープライズ
セキュリティ
注目記事

この映像システムは、日立製作所が開発したデータ漏えい対策ソフトウェア「データプロテクトミドルウェア」を活用。映像データを暗号化して保存するため、「データプロテクトミドルウェア」を適用した映像システム以外では閲覧も編集も不可能となる。これにより、編集などの目的で映像をデジタイズセンターから貸し出す場合でも、情報漏えいや不正利用などを回避できる。ファイル毎に異なる暗号鍵を設定可能(AES, CBCモード)。
一方で「データプロテクトミドルウェア」の高速な編集処理技術により、暗号化されていない映像データとほぼ同等のスピードで編集処理が可能となっているという(暗号化しても性能低下はマイナス1.7%)。テレビ朝日では現在、デジタイズセンターにてテスト運用を実施中で、2014年度早々に本格稼働させる予定となっている。
また日立では、放送業界をはじめ、金融・流通・交通などの分野における監視・防犯システム、医療診断画像を扱う医療システムなど、映像データのセキュリティ保護が求められる分野に展開する計画だ。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/