プラダ、ウェス・アンダーソンによるオリジナルフィルム公開
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舞台は1955年のイタリア。コメディ俳優のジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman)演じるレーサーの運転するレーシングカーが、近代化から取り残された小さな街のキリスト像に激突する場面から物語は始まる。レーサーが「ここはどこ?」と尋ねると、住民たちはレンガ造りの建物を指さし「カステロ・カルヴァンティだよ」と答える。この街に自身のルーツを感じ、思わぬ居心地の良さを感じたレーサーは、都会へ向かう数少ないバスを見送り、のんびりとスパゲティを食べ始めるのだった。本作は、ローマ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門で13日にプレミア上映され、現在はプラダ公式サイトにて公開中。
アンダーソンは、『ザ・ロイヤルテネンバウムズ(The Royal Tenenbaums)』『ダージリン急行(The Darjeeling Limited)』『ムーンライズ・キングダム(MoonriseKingdom)』などのモダンクラシックな作風で知られる。
プラダクラシックス(Prada Classics)プロジェクトは、因習にとらわれずにアートや建築、映画など隣接する分野の境界線を再定義し続けている。昨年はロマン・ポランスキー(Roman Polanski)監督とコラボレーションし、ヘレナ・ボナム=カーター(Helena Bonham Carter)、ベン・キングズレー(Ben Kingsley)出演のユーモラスなショートフィルム『セラピー(A Therapy)』を発表した。
《くまがいなお》
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