【対談:映画コメンテーター・LiLiCo×麻里奈】大人には引退はない!(後編)
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
──前編で格好いい女性について語っていただきましたが、LiLiCoさん、40代になったからこそ言える、20代、30代に向けたアドバイスはありますか?
LiLiCo:格好いい人生=楽しい人生だと思うんです。そういう人生を送るには、誰よりも努力をしなくちゃいけないとも思うんですね。ただ単に格好いい女になりたいからと言ってなれるわけじゃない。すべては努力。頑張るか頑張らないかは自分次第。あとは人との縁を大切にすることですね。
麻里奈:心に染みます…。ただ、頑張りを見せずに頑張るってすごく格好いいけれど、難しいなぁとも思うんです。「私、いま頑張っています!」って、自分の頑張りを認めてもらいたくなることはないんですか?
LiLiCo:自分は今よりももっとできるって思っていると、自分が頑張っているとは思わないんじゃないかな。私の場合は別所哲也さんに会うと、私はまだまだだなって思う。彼は超格好いいんです! 死ぬほど頑張っている人はもっともっといると思うから。
麻里奈:すごいなぁ。私も頑張っている姿を外に出さない、見せない女になれるように努力します。
──ではLiLiCoさんが、これからさらに目指したい姿は?
LiLiCo:私は恋をしたいですね。あと、隙がなくてかわいくないので、隙を見せられるような丸みのある女性なりたい! それが私に足りないところであって、悩みでもあるんです。でも、それ以上にもっともっと仕事をしたいですね。
──豪華なキャストのなかで男性女性問わず好きなキャラクターを1人だけ選ぶとしたら、誰を選びますか? その理由も合わせて聞かせてください。
LiLiCo:迷うけれど…やっぱりイ・ビョンホンですね。彼が演じているハンにフワッと心動かされた瞬間があったんです。飛行機のなかでヴィクトリアがワインを飲んでいるところにハンがやってきて、彼女が飲んでいたワインを手にするんですけど、ヴィクトリアの口紅を拭いてから飲んだんですよ。そういう男って好き! たまらない! あと、アクションシーン! 彼って、戦っていると膝を曲げないんです。身体に芯が通っているというか、その姿が格好いいんですよね。
麻里奈:私はブルース・ウィリスとヘレン・ミレンで迷っていて…。ブルース・ウィリスは前作でのリタイアした男の哀愁に惚れてしまって、しかも今回は愛にあふれている、恋しちゃっているあの目にやられてしまったんですよね。56歳の男性があんなキュンキュンした目をしている、彼を見ているとこっちもキュンキュンしちゃうんです。ペットみたいで、愛らしくて、可愛い! ヘレン・ミレンは、カーチェイスで見せたあの銃の構え方が格好良すぎて!
LiLiCo:あのシーンは本当に格好いいよね。そのシーンのヘレン・ミレンの隣にはイ・ビョンホンがいるわけですけど(笑)、あのカーチェイスとさっき話したイ・ビョンホンのサービスカット、その2つのシーンだけでもこの映画を観る価値、あると思います。
麻里奈:ですよね! でも、やっぱり私はブルース・ウィリス押しで(笑)。
──最後に、タイトルの「RED」にちなんで、赤をイメージするものを聞かせてください。
LiLiCo:パワー、情熱、愛、ですね。自宅のリビングはぜんぶ赤なほど赤色は好きな色、パワーをもらえる色です。
麻里奈:私はリンゴと炎を思い浮かべました。リンゴは白雪姫の物語にも登場しますけど、甘くて美味しい果実、でも禁断の果実でもあって。そんな一筋縄ではいかない深さを感じる色だと思います。
LiLiCo:最初はタイトルが「RED」だから素直に赤色?って想像したけれど、REDの意味は“R”etired(引退した)、“E”xtremely(超)、“D”angerous(危険人物)のこと。映画を観て、そういう訳なのかって! いいタイトルだと思います。
≪ 【対談:映画コメンテーター・LiLiCo×麻里奈】大人には引退はない!(前編)(11月30日、TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)
[衣裳]麻里奈:A・I・C
《新谷里映》
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