「Bluetooth 4.1」発表……LTEとの干渉軽減、接続性改善、高速化など
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「4.1」では、前バージョンとなる「4.0」と比較して、「LTEなどの他通信との共存」「接続性の改善」「データ転送の高速化と効率化」という3つの点で、操作性が大きく向上するとのこと。またIP接続への基盤作りも今回のリリースに含まれている。
「LTEなどの他通信との共存」では、最新の携帯電話技術とのシームレスな連携が改善。BluetoothとLTEの無線通信ではデータ転送が調整され、近い周波数帯との相互干渉が抑えられ、自動調整が行われる。「接続性の改善」では再接続にかかる時間が柔軟かつ可変に設定可能となった。また、デバイス間の距離が近くなった時点で自動的に再接続をするようになった。「データ転送の高速化と効率化」では、で大量のデータ転送が可能になる。
また開発者向けには、1つのデバイスを周辺機器とハブ機器として同時に機能させることが可能となった。また規格仕様でIPv6通信を利用できる専用チャンネルを構築することで、将来のIP接続プロトコルの基盤が整備されたとのこと。
Bluetooth SIGのチーフマーケティングオフィサーであるスーク・ジャワンダ氏は「Bluetoothの年間製品出荷台数が今後5年で45億台を超えると予想されているように、Bluetooth Smart技術は急速に発展しています。Bluetooth SIGとして、この成長予測と市場の要望へ応えるための改良が、今回のBluetooth規格の最新仕様で提供されます」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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