同作は、ボスニア紛争から18年後のアメリカ東北部からカナダへと広がるアパラチア山脈の大自然を舞台に、元アメリカ軍人のベンジャミン(デ・ニーロ)と、セルビア人の元兵士コヴァチ(トラボルタ)が、過去に決着をつけるため、世間から隔離された場所で繰り広げる壮絶な一騎打ちを描く。
全編、ほとんど2人だけで展開される同作の大きな見どころは、大物俳優2人が繰り広げるVFX全盛のハリウッドの時流に逆行した体当たりのリアルアクション。特に、デジタルでは決して表現できない“本物の痛み”。今回公開された映像は、そんな“痛み”を象徴する生々しい拷問シーンなどが満載だ。
戦場で負傷した脚をさらに狙う非道さや、両頬に貫通した矢を引き抜き、傷口に塩の入ったレモネードを注ぎ込む執拗さ……。視覚・聴覚的に、観る者が特に“痛い”と感じられる場面を厳選した、サディスティック要素たっぷりの映像となっている。この映像の“痛み”に、どこまで耐えられるか---。
『キリングゲーム』は2014年1月11日公開。