最新OS搭載で使い勝手に優れた「Nexus 5」、イー・モバイル版の特徴は?
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本体サイズは約69×138×8.6mm、重さ約130gで、解像度1920×1080の5インチフルHDディスプレイを搭載。CPUは2.26GHzクアッドコアのSnapdragon 800、内蔵ストレージは16GB、RAMは2GB、バッテリー容量は2300mAh。Wi-FiもIEEE802.11ac規格、2.4GHz/5GHzのデュアルチャンネル対応で、LTEやNFC、Bluetooth 4.0等にも対応するなど、他の最新スマートフォンと比較してもそん色ないスペックの端末となっている。製造はLGエレクトロニクス。
こうした基本スペックや最新OSであるAndroid 4.4の使い勝手はどうだろうか。今回は、イー・モバイルが販売しているモデル、「Nexus 5」を実際に触り、特にビジネスシーンにおける使い勝手について考えてみた。
まずボディデザインだが、今回触ったブラックは背面および側面がマットなラバーの風合い仕上げで手に馴染みやすい。再厚部と比べてエッジの部分は一段階薄くなっており持ちやすく、なにより5インチディスプレイ搭載とは思えない“軽さ”に驚く。スーツの内ポケットに入れるにしてもカバンに入れておくにしても、持ち歩いてストレスに感じることは少なかった。単純な見た目もシックでビジネスライクであるし、プリインストールのアプリもGoogle関連のものを中心に必要最小限といったシンプルな構成となっている。
SIMフリー端末としても発売されているため、大手通信キャリアのみではなく、各種MVNO事業者が提供している様々なプランのSIMカードを選んで使うこともできる。一方のイー・モバイル版ではあらかじめSIMカードが挿入されており、イー・モバイルとソフトバンクモバイルそれぞれのLTE網が利用可能な「EMOBILE 4G-S」に対応。イー・モバイルが提供する1.7GHz帯、ソフトバンクの2.1GHz帯から混んでいない周波数帯を選びLTE接続を行い、理論値は下り最大75Mbps。筆者が移動した範囲では基本的にソフトバンクの2.1GHz帯をつかんでいたようで、試しに速度調査をしてみると20~40Mbpsと安定して高いスループットを記録した。LTEに関しては、2014年4月頃にソフトバンクが運用を開始すると言われている900MHz帯にも対応。いわゆるプラチナバンドと呼ばれる帯域が利用可能になることで、エリアの広がり、安定感の向上も見込まれる。さらに「UE Category 4」をサポートしているため、今後提供が予定されている帯域幅20MHzを利用した下り最大150Mbpsのサービスにも対応できる。また、ソフトバンクWi-Fiスポットは無料で利用可能。
《白石 雄太》
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