輪ゴムを編む“アメリカ版リリアン”が日本上陸…レインボールーム
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「レインボールーム」(Rainbow Loom)はアメリカで2011年に販売が開始され、2013年に年間300万セットを販売したブレスレット制作キットだ。アメリカでは女の子はもちろん男の子の間でも人気で、品薄の状態が続いているという。“Loom”(ルーム)は「織機」、「編機」、「道具」を意味する。
レインボールームジャパンによると、ゲームやスマートフォン、タブレットなどの電子端末に夢中になる子どもが増える中、創造力を働かせオリジナルのブレスレットを作ることができる「レインボールーム」は、親世代にも好評だ。子どもと一緒にブレスレットを作る親も多く、“大人も楽しめる”ということも、人気となった要因の一つだという。
また、「子どもの創造性や集中力が高まった」や「家族や友人と一緒にブレスレットを作ることでコミュニケーションの機会が増え、社交的になった」などのコメントがメーカーや販売店に送られてくることもあるという。
「レインボールーム」の開発者は、アメリカへ移民した中国系マレーシア人のチューン・ン(Choon Ng)。チューンは2人の娘のために輪ゴムでブレスレットを作る際に、さまざまなブレスレット制作ができる編みキットを考案し、2010年に「レインボールーム」として商品化した。2011年に「Craft & Hobby Association」でイノベーション・アワードを受賞、2013年には「Toy & Game Inventor of the Year Awards」でも玩具デザイン賞を受賞した。
レインボールームの日本価格は2100円。セット内容はレインボールーム1個、専用フック1本、混色輪ゴム約600本、Cクリップ約24個。輪ゴム単体での商品展開もある。販売取り扱いは大手オンラインショッピングモール、玩具店、クラフト店など。
《高木啓》
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