発売2カ月、「47都道府県別 iPhone5s/5cつながりやすさ満足度調査」…auが31県で1位
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iPhone5s/5cが発売されて2ヵ月が経ち、さまざまなメディアで通信速度について取り上げられているが、iPhone5s/5cユーザーは各キャリアのつながりやすさをどう感じているのか。マーケティングリサーチを行うネオマーケティングでは、各都道府県に住む18~69歳の男女、各キャリア10人または20人ずつ計1830人に対して、「どういう時に不満に感じるか」などの満足度調査を行なった。調査期間は11月14日~12月5日。
●auは関東、関西地方をはじめ全国で満足を獲得
ネオマーケティングはまず、現在、主に利用している携帯電話の通信会社に関して、「通話・通信品質・エリア」 に全体として満足しているかを聞いた。「満足している」「やや満足している」を合わせた満足度1位獲得県数は、docomo:6県、au:31県、ソフトバンク:2県、引き分け:8県となった。
auは、関東、関西地方をはじめ東北地方などで1位を獲得するなど、全国的に満足度が高い。docomoは、長野県、静岡県とともに、九州地方で多く1位を獲得し、6県で満足度が高い。ソフトバンクは広島県と宮崎県でのみ満足度が高い結果となった。
ネオマーケティングが iPhone 5s/5c発売以前の8月に行なった調査「47都道府県別 通信会社のつながりやすさ満足度調査」では、満足度1位獲得県数は、docomo:26県、au:18県、ソフトバンク:2県、愛媛県でdocomoとauが同率1位引き分けという結果になっており、auのつながりやすさ満足度が増加している。
都道府県別に満足度を見てみると、「愛知県」で81.7%の人がつながりやすさに「満足している」「やや満足している」と回答し、最もつながりやすい都道府県となった。次いで「東京都」。一方、「満足していない」「あまり満足していない」と回答している県では、1位が「茨城県」(16.7%)で、2位には「青森県」「秋田県」「鳥取県」「長崎県」「大分県」の5県が並ぶ。
満足度1位県数が最多となった、KDDI広報部報道グループの宮川広気氏に、この結果について尋ねた。宮川氏は、LTEの整備を大きな理由に挙げる。「LTE、プラチナバンド(800MHz帯)のエリア構築を進めてきた結果だと思う。プラチナバンドは、建物など障害物を回り込みやすい電波なので、エリア拡大に貢献している」と分析する。auの800MHzの実人口カバー率は、2013年5月末で97%に達しており、これを「2014年3月末には99%にしたい」(宮川氏)という。
●どんな時に不満を感じるか、そして iPhone 5s/5cを選んだ理由
ネオマーケティングの調査で、主に利用している携帯電話に関してどういう時に不満を感じるか聞いたところ、「よく感じる」と「たまに感じる」の合計で最も多かった回答は、「LTEにつながらない」が21.9%という結果になった。
キャリア別に不満の要因を見てみると、docomoユーザーは「メールの受信・送信に時間がかかる」、「LTEにつながらない」、「他の携帯電話の通信会社(キャリア)がつながっている場所でつながらない」が多く回答された。不満要因の5位までで、ソフトバンクに「よく感じる」「たまに感じる」というユーザーが多い。
新型iPhone 5s/5cを購入する際、どのような理由で購入したかを聞いたところ、「もともとその通信会社を利用している」がdocomoユーザーでは38.5%、ソフトバンクでは43.0%と、それぞれのキャリアで最も多い。しかし、auユーザーの最も多い回答は「LTEのインターネットの速さ」が35.1%となった。次いで「LTEの通信エリアの広さ」の29.7%。auユーザーの多くがLTEの速度やエリアに期待をし、加入している。
ここでも高評価のauだが、この結果についてKDDI広報の宮川氏は「数字に現れにくい場所、例えばデパートの地下、夏のイベント会場などで重点的に整備してきた。ユーザーの生活導線において、つながらないことがないよう、重点的にエリアを構築してきた。地道な作業だった」と説明する。今回の調査結果では、それが数字に現れたわけだ。
調査概要
●調査の方法:ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したウェブアンケート
●調査の対象:アイリサーチ登録モニター
全国の男女・18~69歳
有効回答数:1830人(北海道、宮城、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、福岡県20サンプル、その他の県10サンプル。docomo・KDDI・ソフトバンクの各携帯会社でiPhone5s/5cユーザー均等割付)
●調査実施日:11月14日(木)~12月5日(木)
《高木啓》
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