総務省、リスト型不正ログインについて事業者向け対策集を公表
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ここ最近、国内のウェブサイトに対して、他者のID・パスワードを入手した第三者が、さまざまなサイトに総当たりで不正アクセスを試みる「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」事案が急増している。
今回総務省では、「情報セキュリティアドバイザリーボード」のワーキンググループの議論を踏まえ、サイト管理者などのインターネットサービス提供事業者向けに対策集を作成した。
対策集は18ページ構成のPDFファイルとなっており、これまでのリスト型攻撃による被害の特徴を述べた後、予防策として、「ID・パスワードの使い回しに関する注意喚起の実施」「パスワードの有効期間設定」「パスワードの履歴の保存」「二要素認証の導入」「ID・パスワードの適切な保存」「休眠アカウントの廃止」「推測が容易なパスワードの利用拒否」の7つをあげている。さらに被害の拡大を防ぐ対策として、「アカウントロックアウト」「特定のIPアドレスからの通信の遮断」「ふだんとは異なるIPアドレスからの通信の遮断」「ログイン履歴の表示」の4つをあげている。
本対策集については、テレコム・アイザック推進会議、日本オンラインゲーム協会等を通じてサイト管理者に周知していく予定。
《冨岡晶》
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