被害に遭ったのは14日、コンサート鑑賞のため会場のカーネギーホールに向かっていた途中だったという。レストランで会計を済ませてから、カバンの中から財布が無くなっていることに気がつくまでほんの10分程度のことで、本人は「信号待ちの時にどうやらやられてしまったようでした」と述懐している。
その後、急いでクレジットカードやキャッシュカードの利用停止手続きをとったが、30分の間にすでにカードで1000ドルが使われていたそうで、その巧妙な手口に「恐るべしプロ集団」と驚きを隠せないアンナ。今回の被害に「一瞬悲しみにくれましたが」と当時の心境を振り返ったが、ニューヨークに住む友人たちも同じような被害に遭っていることを知り、アンナの被害に驚かず、むしろ「こんな事で泣いていたらニューヨークには住めないですよ!」と励ます友人たちから口々に「怪我しなくて本当に良かった」と言われると、心強く思ったのか、アンナは「これがニューヨークスタイルですね」と前向きにつづった。
なお、盗まれた財布を新しく買い替えることはせず、代用としてジップロックを使っているというアンナ。「これが意外に使いやすいのです」と明るくつづってブログを結んでいる。