ロボット宇宙飛行士「KIROBO」と若田宇宙飛行士、会話実験を実施
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事

電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車は、JAXAの協力のもと、ISSに滞在するロボット宇宙飛行士・KIROBOの共同研究“KIBO ROBOT PROJECT”を進めている。6日に、若田宇宙飛行士と共に、“宇宙での人とロボットとの対話実験”に成功した。
対話実験では主に、(1)音声認識によるロボットの自律会話、(2)ロボットを介した地上との遠隔コミュニケーションの2つの対話実験を実施した。6日以降も順次実験を行ない、会話ログデータ等を収集していく。
会話実験の一例
若田:キロボくんはどうやって宇宙にきたの?
KIROBO:種子島からコウノトリにのってきたよ。
若田:コウノトリにのって宇宙まできたんだね。
KIROBO:鳥じゃなくて、ロケットのコウノトリだよ。
若田:ひとりで来たなんてすごいね。
KIROBO:だって、ぼくロボットだもん。
KIROBOの基本仕様
●本体寸法:身長約34cm×全幅約18cm×奥行き約15cm
●重量:約1000g
●発話言語:日本語
●主要機能:音声認識、自然言語処理、音声(発話)合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラ、ほか。
※KIROBOの帰還予定:2014年12月を予定
《高木啓》
特集
この記事の写真
/