JAL東北応援…特別塗装機と、山形・福島の食材を使った機内食[フォトレポート]
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
お披露目会に登壇したのはJAL日本航空・代表取締役会長の大西賢氏、東北出身のJALグループ客室乗務員らと、東北6県のご当地キャラクターのいくべぇ(青森県)、スギッチ(秋田県)、むすび丸(宮城県)、きてけろ君(山形県)、キビタン(福島県)、そばっち(岩手県)。
大西氏はオープニングスピーチで「東日本大震災の発生から来年の3月で3年が経つ。JALグループは震災直後から多数の臨時便運航や被災地への移動力確保、医療・インフラ復旧のための支援者移動などを行ってきた。今年6月からは、被災地の観光と産業の振興に繋げることを目指して『JAL東北応援プロジェクト~行こう! 東北へ~』を立ち上げ、様々な取り組みを行ってきた。JALグループをあげて東北への旅行を積極的にアピールしていく」と述べた。
特別塗装機は、この取り組みの趣旨に賛同し、事前に応募された約8000名分のFacebookのアイコン(プロフィール)写真で彩られており「行こう! 東北へ」と書かれた文字と東北6県の地形図がデザインされており、「ご応募いただいた皆様の気持ちも一緒に乗せて今後は日本各地を飛び回る。それを見て全国の皆様が被災地に対して改めて関心を寄せていただければ」(大西氏)という思いが込められている。ボーイング737-800型機(JA331J)とエンブラエル170型機の2機種に採用されており、東京(羽田)・札幌(新千歳)・大阪(伊丹)発着便などでフライトする。
さらにJALグループが「日本の素晴らしさ」を機内誌や機内ビデオなどで発信していく地域活性化プロジェクトの「JAPAN PROJECT」(2011年5月~)が2014年1月、2月に「行こう! 東北へ」プロジェクトと連動、2カ月連続の拡大版で東北各県の魅力を発信していく。
その一環として2014年の1月、2月の国内線ファーストクラスで提供される機内食は、1月が洋食メニューで「アル・ケッチアーノ」(山形県出身・奥田オーナーシェフ)と、2月は和食メニューの「分とく山」(福島県出身・野崎総料理長)と、評判の名店がタイアップ。17時以降の出発便対象で、それぞれ上旬、中旬、下旬の3メニューが用意される。洋食メニューには山形県産の食材が、和食メニューには福島県産の食材が使われている。
「和食は、メニュー1つ1つというよりも上旬、中旬、下旬で春に向かっていくイメージ、洋食はそれぞれのメニューが独立している感じ。お料理で山形を感じてほしい」(JAL担当者)。さらにラウンジでは東北の銘酒などの用意もあるということで「ラウンジでお酒を呑まれて、機内で料理をおつまみとして堪能していただければ」(前述のJAL担当者)としている。会の最後には東北出身の客室乗務員も試食に加わり、福島県出身の乗務員は「“いかにんじん”は故郷の味。おばあちゃんちでよく食べました」と笑顔を見せていた。
《稲葉九》
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