上戸彩、正月は「家族でまったり、のんびり!」
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史実にもある「加賀騒動」の時期の加賀藩で、料理方を務める“包丁侍”として、刀ではなく包丁と家族の絆で動乱を乗り切った一家の姿を描いた本作。
上戸さんは、映画を観終えたばかりの観客の前に立つことにやや緊張気味のようで「感想は言わないでください! 良い感想だけTwitterに上げてください!」と懇願し笑いを誘う。高良さんもこれに同意。「上映後は緊張します。なんだかんだで(反応を)気にしちゃうので」と苦笑交じりに語った。
上戸さんは改めて、本作で演じたお春という女性について「出るところは出るけど、下がるところは下がる。そのバランスがステキ。私も言いたいことを言っちゃいます。年上の方でも男性でも、『私はこう思う』と伝えますが、春ちゃんのようにバランスが上手くなりたい。憧れですね」と語る。
一方で高良さんは、自身が演じた安信に対し「共感できないと思いつつも分かる」と理解を示す。そして「100%共感できるのが楽しいかというとそういうわけでもない。離れているからこそ楽しかったりもする」と充実した表情を見せる。
さらに、上戸さんは本作を「いい意味で女性を立てる映画」と語る。「女性が夫や家族のために努力している姿って誰も見ていないことが多いけど、その姿をフィーチャーしてくれている。私にとっても台所に立つというのは仕事ですが、その意味を分かって立っていると楽しさが増す」と自らの状況にも重ねつつ魅力を語る。
高良さんは「映画の中で思い通りに生きている人は少ない。それは時代背景もあるけど、自分が置かれた状況で向き合えば何か見つかる。ネガティブなことでも向き合えばよかったと思えることがある。それはまた、一人では気付けないもので妻や家族のおかげなんだと感じます」と本作から学んだ思いを口にした。
あと10日も経ずに新たな年を迎えるが、正月の予定について上戸さんは「家族でまったりのんびり(笑)」と嬉しそうに語る。高良さんは「友達と初詣に行くと思います!」と笑顔を見せた。
『武士の献立』は全国にて公開中。
《text:cinemacafe.net》
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