【年末年始企画】エンタープライズ記事で振り返る2013年
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【1月】
●ソフトバンク第3四半期決算、営業利益6000億円を突破……iPhone販売好調で8期連続最高益
●NTTドコモ第3四半期決算、営業利益が5.6%マイナス……通期予想は据え置き
●iPhone、「販売数の2~3割程度なら導入はありえる」……NTTドコモ加藤社長
四半期決算の発表で、ソフトバンクとドコモの明暗が分かれることに。ここから「ドコモのiPhone発売」が、現実味を帯びてきた。2013年、日本のスマホシーンは、大きな変化を迎えることとなる。
【2月】
●NTTドコモ、LTE「Xi」の契約数が1,000万を突破……2013年度中に受信時最大速度150Mbpsを実現
●KDDI、Firefox OS搭載端末の導入検討、Mozilla社との開発協力を発表
●ドコモ、屋外伝送実験で世界初の10Gbps信号伝送に成功……Xiの速度を100倍に
LTEの一般普及が加速し、携帯電話各社はさまざまな“次の一手”を打ち始める。UQ WiMAXも2月9日時点で400万契約を突破。イベントでは「MWC 2013」が開催されている。
【3月】
●NECが携帯電話事業撤退との報道に同社がコメント……「決定はしていない」
●警察庁、「サイバー攻撃特別捜査隊」を設置へ
●ソフトバンク、ガンホーの子会社化を決議……公開買付けを開始
スマートフォン普及を支えているのは、ハードウェアとしての端末、ソフトウェアとしてのコンテンツ、バックボーンとしてのLTE回線と、3分野が相互に補完しあっている。携帯各社も、それぞれの分野ごとに独自の戦略をとっている。イベントでは「Business IT Forum 2013 in 東京」が開催された。
【4月】
●スプリント買収「7月1日には完了する」……ソフトバンクがコメントを発表
●クラウド電話API「Twilio」、日本での提供がスタート……米国で急成長
●月額980円のLTE通信、「OCNモバイル エントリーd LTE 980」がスタート
米スプリント・ネクステルの買収に名乗りをあげたソフトバンクだったが、衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワークが対抗し、一時期は先行き不透明だった。なお4月には、英国のサッチャー元首相が逝去している。
【5月】
●米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが来日……「日本においても成長しなければ」
●インテル、新CEOにクルザニッチ氏……レネイ氏と新体制を構築
●KDDI研、周波数利用効率をLTEの約3倍に向上させるAdvanced MIMO技術を開発
カルロス・スリム氏を抜いてビル・ゲイツ氏が世界一の億万長者になったのは、この月。また3月期決算説明会をソフトバンクが行い、営業利益が7450億円を突破したことを発表した。2014年度は「パズドラ」のガンホーも連結化し、営業利益1兆円を超える見通しだ。
【6月】
●ドコモ、Xi基地局ラインナップを拡充……LTE対応の小型基地局装置を開発
●大手企業サイトでも安心できない……相次ぐ「企業サイトの改ざん被害」にIPAが警鐘
●日立、「Suica」のビッグデータを活用した駅エリアのマーケティング情報提供サービスを開始
イベントでは「WWDC」「Interop Tokyo 2013」「NHK技研公開 2013」が開催。WWDCでは、iPhone 5s/5c、iOS7、そしてドコモのiPhone発売が発表されている。日立による情報提供サービスは、JR東日本より乗客の移動データを受け取っていることから、個人情報やビッグデータの扱いについて、あらためて見直されるきっかけとなった。
《冨岡晶》
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