新幹線で新型車両登場や自販機消滅 JRの3月ダイヤ改正
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東海道新幹線では、新大阪駅大規模改良工事完了とN700A(N700系改良型)新車投入により、ほぼすべての時間帯で1時間最大10本の「のぞみ」を運転できる「のぞみ10本ダイヤ」となる。
この最新N700Aが2013年度末までに13編成投入され、 定期列車全体312本のうち243本(約8割)がN700系となる。これにより、さらに「ひかり」の20本と「こだま」の15本がN700系化される。
またJR東海からは「新幹線車内の自動販売機の廃止」が発表された。自動販売機を搭載しないN700Aの新製車両が投入され、さらに既存の自動販売機を撤去したスペースで新たに無線LAN設備を活用したサービス向上の可能性について実験が行なわれる。JR西日本からは「東海道・山陽新幹線を直通する列車車内の自動販売機を廃止」と発表されていることから、JR西日本エリア内を走る新幹線車両などの自販機は残りそうだ。
東北新幹線では、秋田新幹線用車両がE3系からE6系にすべて置き換えられ、宇都宮~盛岡間の最高速度が300km/hから320km/hになる。秋田新幹線用車両のすべてがE6系となり、「スーパーこまち」という名称は消滅。「こまち」に統一される。
これにより、「はやぶさ」と「こまち」が連結して運転される列車が増え、「はやぶさ・こまち」の東京~仙台間は4~5分、東京~盛岡間は8~9分、東京~新青森間は9分、東京~秋田間は9~12分、所要時間が短縮される。
また、北陸新幹線(長野新幹線)では、2015年春の金沢開業に向けて投入される新型車両E7系(12 両編成)3本が、東京~長野間で7 往復運転される。E7系には、東北新幹線で営業中の「グランクラス」も設定されているが、当面は「シートのみ営業」となる。この新型車両は、2013年4月以降、毎月約1編成ペースで製造され、「あさま」に使用されているE2系を順次置き換えていく。
《大野雅人》
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