縦回転キックを研究 本田のサッカーシューズをミズノ製作
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本田選手のシューズは『WAVE IGNITUS3 MD(ウエーブ・イグニタス3エムディー)』に、「K. HONDA」の文字と背番号「10」が入ったもの。ミズノによると、本田選手がサッカーシューズに名前以外の文言を入れるのは、今回が初めてだという。
「IGNITUS」は、ラテン語で“火をつける”“燃え立たせる”という意味があり、本田選手が使用するモデルはその意味に加え、唯一無二の“太陽(SOL)”をモチーフにしたデザインにした。「本田選手がチームの中で、なくてはならない絶対的存在であることを表現しています」(ミズノ関係者)。
縦回転キックとは、フリーキックで相手選手の壁を越えながら、ボールが縦に回転し、鋭く落ちる軌道を生むキックだ。ミズノは筑波大学と共同で本田選手の縦回転キックを分析した。その結果、本田選手が長い距離、短い距離に応じてキックの位置や蹴り方を変化させていることがわかった。このキックデータに基づき、突起を付けたパネルを足の甲からつま先内側にかけて配置した。
長い距離、短い距離でも縦回転キックを蹴り分けられるよう、ボールと足が接触する位置やキック時の足の進入角度に応じて、突起の高さと幅を変えてある。このエリアで、ボールをこすりあげるように蹴ることで、縦への回転を促進させる。パネルが無いシューズと比べて、ボールのスピン量が17%アップするそうだ。
《高木啓》
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