アトラシアン、横浜市からの誘致で“みなとみらい21”に日本オフィスを移転
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今回のオフィス移転は、横浜市が取り組んでいるIT産業振興策の一環として、同市の誘致を受けて実現。移転先である「マリノスタウン」は、Jリーグの横浜・F・マリノスの拠点となっており、ガラス張りのオフィスからはサッカーフィールドを一望できる。また、オフィス内も、本社シドニーや米・サンフランシスコなど、他オフィスに近い開放的でグローバルな雰囲気となっている。
アトラシアンは全世界で30,000組織以上の顧客実績を持つが、営業部隊を持たないというユニークなビジネスモデルが特徴。社員がTシャツ姿で出社するなど「オープン」な企業文化だ。食事やドリンクなどがすべて無料で提供されているという横浜の新オフィスでは、入居前はイタリアンレストランだったということもあり、ピザを焼いて楽しむこともあるようで、社員は自由な社風の中でさらなる飛躍を目指している。
日本語インターフェース製品や日本語対応の製品マニュアルを増加させるなど、日本市場の拡大に取り組む同社。Atlassian Pty Ltd.プレジデントのジェイ・サイモンズ氏は、国内顧客が約300社となったことに、「まだ始まりに過ぎない。日本の顧客の役に立てるよう投資していきたい」とコメントし、「日本には技術力の高い企業が多く、市場全体のIT支出の額も大きいため、アトラシアンにとって有望な市場」と期待を寄せている。
《渡邊晃子》
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