金銭を狙う攻撃が世界規模で拡大……トレンドマイクロの年間報告
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
セディナ会員専用ホームページを騙るフィッシングが出現……OMCカードユーザーなどが標的か
-
年末年始のネットショッピング、「サイトに危しさを感じた」4割「それでも利用」1割

それによると、2013年は、「攻撃者が金銭的利益を得るための攻撃を国内外で激化させた年」だという。オンライン銀行詐欺ツールをはじめ、偽セキュリティソフト、ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など、「オンライン詐欺」による被害が顕著だったとのこと。
オンライン銀行詐欺ツールの2013年間の検出台数は、前年比約2倍の99万8千台(2012年は49万8千台)。日本の検出台数は、前年比3倍以上の2万5,175台(2012年は7,375台)だった。世界全体のオンライン銀行詐欺ツール検出数に占める日本の割合も、第1四半期の3%から第4四半期には19%と急増し、アメリカに次ぐ2位となっている。
その他では、PCの画面をロックして操作不能にし、身代金を要求する「ランサムウェア」、脆弱性を利用した「サイト改ざん」などの攻撃が横行したとのこと。日本国内では、ID・パスワードの使い回しやパスワード管理不備を狙った「アカウントリスト攻撃」が常套化し、多数の不正アクセス・不正ログイン事例が発生した。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/