【MWC 2014 Vol.53】SanDisk、世界初「128GBの大容量microSDXCカード」を公開
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
今回同社が発表したのは128GBの容量を持つ「Ultra microSDXC UHS-I」。スピードクラスは「Class 10」対応。北米での売価は199ドルで、発売時はBestBuy.com、およびAmazon.comで独占販売となる。
SDメモリーカードのファームウェア、コントローラーチップ、メモリーのトータルソリューションを提供できるのがSanDiskの強み。今回世界最大容量の128GBのmicroSDを実現できた背景には、16層のDie(ダイ)と呼ばれる記録層の積層技術を新規に実現したことで、元々極薄サイズのmicroSDメモリーカードの本体に大容量メモリーを格納できたことが挙げられる。
メモリーカードにはSanDiskオリジナルのAndroidアプリ「Memory Zone App」の最新バージョンが添付される。「OptiMem」と呼ばれる機能は、内蔵メモリーに大容量のデータが保存され、モバイル端末の動作に影響を及ぼさないよう、一定量を超えたデータは自動的にmicroSD側に割り振ることができるというもの。「これから4K動画を録画したり、ハイレゾオーディオ再生が楽しめるスマートフォンの普及が進んできた際にはユーザーにとってとても有益な機能となるはず。1枚のメモリーカードで大容量データが保存できるので、スマートフォンで撮った写真の管理もより手軽なものになるだろう」とSanDisk CorporationのBrian Pridgeon氏は機能の開発意図を説明する。
新しい128GBのmicroSDには16時間のフルHD動画、7,500の音楽ファイル、3,200の写真データ、125のアプリが保存できる換算になるという。日本でも近く発売のアナウンスがあることを期待したい。
《山本 敦》
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