「Rezence」では、給電側と受電側のコイルが接触していなくても充電が可能なため、複数端末同時の充電も実現できるようになっている。4.5cm程度まで距離が離れても充電可能とのこと。また、給電装置の上に金属などを載せると電気が集中して熱を持ってしまうことが懸念されるが、Rezenceでは受電装置以外には電気がいかないように設計されており、たとえば給電装置の上にコインを置き、その上に受電するスマホを置いた場合、スマホのみに電気が流れる仕組みになっているという。
日本ではパナソニックなどが中心メンバーとなって進めている「Qi(チー)」規格も知られているが、いまだワイヤレス給電の普及は十分に進んでいない状況。今後どちらかの規格が爆発的に普及することがあるのか、引き続き注目したい。