ついに本格的な花粉シーズンに突入……飛散量は平年より多めに
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3月に入った現在も各地で2月中旬並みの寒さが続いているが、ウェザーニューズは6日、同日までに全国28都道府県で“本格花粉シーズン”に突入したことを発表した。
2月は全国的に平年より寒い日が続き、特に関東地方や静岡県・山梨県では花粉の飛散開始直後から寒さが続いていたため、飛散量が少ない日が続いていたが、2月末頃から東~西日本の広いエリアで気温が上がったため、スギ花粉が飛びやすい状況となり、大阪府を始め、西日本では広いエリアで本格飛散開始となった。本格飛散開始の時期は、大阪府では昨年より4日遅く、平年より3日遅れ。関東地方では昨年より12日前後、平年より10日~2週間前後遅くなった。近畿~関東地方のスギ花粉の飛散ピークは3月中旬~下旬となる予想だ。
今後、来週中頃にかけて全国的に寒さが続く見通しだが、太平洋側では晴れる日が多くなり、特に風が強い日は花粉の飛散量増加に注意が必要。また、すでにスギ花粉のピークを迎えている九州や四国では、3月中旬にかけて晴れる日は大量飛散となる恐れもある。
東北地方では、スギ花粉の飛散シーズン開始は3月中旬になる見通し。3月中は寒い日が多くなるが、4月は春らしい陽気の日が多くなる予想で、スギ花粉は4月上旬~中旬に飛散のピークを迎える見通しだ。
また、スギ花粉の飛散がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え始め、西~東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉の飛散ピークとなる見通し。ただ、九州など早い所では3月下旬~4月上旬がヒノキ花粉のピークとなる予想。また、飛散量は北~東日本では昨年より少なくなる予想だが、西日本では昨年並み~昨年より多い予想となっている。全国的に、平年並み~平年より多く飛散する所が多いため、まだ症状が出ていない人でも早めの対策をとることが必要だ。
《花》
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