【インタビュー】SDメモリーカードのリーディングカンパニーに聞く……サンディスクの日本戦略と製品展開
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バハール氏 --- 映像を保存しておけば、旅行中などに観られます。複数のビデオストリームが確保できますので、複数のユーザーが同時にアクセスできますし、別々の動画を再生することも可能です。
--- モバイルとなると気になるのはバッテリー寿命ですが。
バハール氏 --- 前者は最大4時間、後者は最大9時間となっています。
--- 複数同時アクセスが可能ということは、会議中に資料を配布するような使い方もできそうですね。どのような用途を想定しているのでしょうか?
バハール氏 --- 主な用途としては容量拡張、ビデオストリーム、ファイル共有の3つになると思います。ビジネスシーンではファイルシェアに使えますし、個人ではパーソナルクラウドサーバーといった使い道も考えられます。
--- デバイスからのアクセスはどのように行うのでしょうか。
バハール氏 --- iPadなどでは専用のアプリを用意しています。また、ブラウザーからのアクセスも可能です。
--- NASというと外出先からでは転送速度が落ちるイメージがあります。この端末であれば直接アクセスできる分、速度ではアドバンテージがあるのでしょうか?
バハール氏 --- 理論的にはそうですね。ただ、周辺のWi-Fi環境や、利用しているユーザーの人数にも左右されると思います。
■SDメモリーカードやUSBメモリーに求められる信頼性
--- SDメモリーカードやUSBメモリーは、ユーザーにとって製品間の違いが見えにくいところもあると思います。御社ではどのような点で、ユーザーにアピールしていきたいと考えているのでしょうか?
パーク氏 --- 当社としては最も信頼性の高いブランドであり続けることに力を入れています。いろいろな製品レンジを展開し続けるということ。そして、信頼できる製品を提供することで、差別化を行ってきたいと考えています。
--- 信頼性というと製品の品質のほか、サポートによる点も大きいと思います。サンディスクではどのような取り組みをしているのでしょうか?
バハール氏 --- 当社の製品は世界で約26万の小売店舗で販売されていますが、お客様がどこで製品をお買い求めになっても、世界中でサポートを受けられます。カメラやスマートフォンなどのデバイスではコンパチビリティの問題がありますが、世界中で売れている製品ということは、それだけマーケットでテストされているということになるわけです。また、カメラでいえばほとんどのメーカーがサンディスクのカードを使ってテストをしていますし、製品のリリース前には弊社と相互にチェックを行っております。
半ば迷信じみた話ではあるが、SDメモリーカードには相性があるとも言われている。サンディスクの製品について、あまりそういう話を聞かないというのは、グローバルな製品である強みなのかもしれない。
《丸田》
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