富士通研、クラウドの運用フローを自動生成する技術を開発
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システムの運用管理のノウハウは、運用管理者のスキルや現場経験により支えられていることが多い。また業務システムごとに異なる運用手順(ファイルのバックアップやサービスの起動、停止など)を実行する場合もある。
今回同社では、クラウド上に蓄積されたシステムログや構成情報、運用手順書といった、運用管理に関わるさまざまな運用データを分析・活用する技術を業界で初めて開発した。運用手順書から共通化できる部分を抽出して、標準的な運用手順を推定する「運用手順書分析」と、運用手順を自動実行するフローの作成を効率化する「自動化支援技術」により成り立っている。
作業を記述した部分を抽出し、できるだけ大きな単位、かつ再利用性が高くなるような部分に各手順書を分割、共通部分を推定し、自動運用フローの作成の要する時間と現在の手作業時間を推定し、自動化の優先度順を算出する。次に、サービスの起動や停止など、運用作業として最低限の要素を運用管理者が運用設計書に記述することで、そこから自動運用フローを自動生成。運用設計書には処理を実行する条件も指定可能できる。
同社の社内実験では、運用作業の約30%を自動化できたという。今後は2014年度中の実用化を目指す。なお同社では、クラウドを支えるインフラの障害予兆検知やシステム構築に必要となるパラメーター自動生成技術なども開発している。
《冨岡晶》
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