ノマドワーカーや個人事業主がアグレッシブ?……通話ツールをどう選ぶか
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そしてコミュニケーションツールの選択が大事になってくる。ビジネスにおいて、メールのやり取りだけでは非効率なことが意外と多く、人と人との“会話”が不可欠なのだ。しかし、スマートフォンで利便性は高まった一方で、通話料に頭を抱える人もいる。「2台持ち」をしたり、「通話料割引オプション」を利用したりするなどして、やりくりする。
コミュニケーションツールの選択について、新聞記者、マーケティング会社勤務を経て独立し、自身もノマドワーカーで企業の広報コンサルティングをしている新田哲史氏に話を伺った。新田氏は日頃、自宅や近所のカフェ、東京・六本木ヒルズ49Fの図書館などで仕事をこなしている。
--- 通話料を自己負担しているビジネスパーソンが多いのは、本当でしょうか?
新田 --- 相当多いと思います。特に中小企業やベンチャー企業で働いている人は、会社の手当が整ってない場合が多く、負担となっています。私自身、選挙の仕事を担当しているときも、選挙期間中は普段の3倍以上、多い時は通話料が4万~5万円に膨らむこともあります。
--- なぜ「自腹」をきらないといけない状況にあるのでしょうか?
新田 --- 個人で携帯、スマートフォンを所有することが当たり前なくらいに普及した反面、大企業ですら電話代を始めとするコストカットが進んでいます。会社によっては携帯会社と法人契約を結び、支給しているところもあります。私用携帯の経費請求が認められていても、経理への精算手続きが面倒なことから、「自腹」での通信費が膨らむビジネスパーソンが多いようです。
--- 「楽天でんわ」というサービスが登場し、ビジネスパーソンに支持を得ていますが、どのようにお考えですか?
新田 --- コミュニケーションの手段がどんなに発達しようとも、通話でのやりとりは非常に重要です。会話することで円滑なコミュニケーションが成り立ちますし、通話しないと伝わらないこともたくさんありますよね。「楽天でんわ」は“通話”に特化して、作りこまれたツールだと思います。音声品質が高いこと、番号がそのまま使えるところなど、こだわりを持って開発された様子が伺えます。
電話番号は思っている以上に大切で、ビジネスパーソンにとっては、ある意味“コミュニケーションの顔”なんです。新聞社時代、会社で業務携帯が配られましたが、私を始め、多くの記者が私用分との2台持ちを継続していました。なぜなら、政治家や社長などVIPにせっかく番号を登録してもらったのに、会社の都合で番号が変わったなんて言えないわけです。営業の方も同様でしょう。番号がそのまま使えるのはありがたいです。
通話料が半額になることで、コスト削減できることも大きな魅力でしょうね。今の時代、海外とのやりとりは日常になってきているので、国際電話にも対応しているのはかなり大きいと思います。
仕事ができるビジネスパーソンなら「今までの通話料で“2倍”お客様とコミュニケーションが取れる」、「今までの2倍営業電話がかけられる」というような攻めの意識もする人もいるのではないでしょうか。
※「楽天でんわ」とは番号そのままで通話料を半額(30秒あたり10.5円)にする電話アプリ。電話回線を使った通話品質、現在使用中の電話番号が使える、月額基本料0円等が特徴。
《高木啓》
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