KDDIがMNP30ヵ月連続トップ、契約者数は3社とも大幅な純増……3月契約者数
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毎年3月は進級や進学、新生活の時期にも当たるため契約者数は好調だが、今年も各社とも40万件以上という好調な実績を見せた。総契約者数は、NTTドコモが515,500件の純増で63,105,200件、KDDIが494,600件の純増で40,522,000件、ソフトバンクモバイルが649,500件の純増で35,924,800件となった。
MNPの数値をみると、KDDIが52,300件、ソフトバンクモバイルが件の46,600件の転入超過となった。ドコモは唯一、93,800件の転出超過となっている。KDDIはこれでMNP30ヵ月連続トップ。同社の2013年度のMNPは834,700件の転入超過で、これは2012年度に続き首位をキープ。
MNPが好調だった原因として、KDDIでは1月に施行した学割やU25家族セット割といった割引施策が奏効したと分析。また、同社は800MHz帯によるLTEサービスのエリアが実人口カバー率で99%に達したと3月20日に発表しており、「つながりやすさ」が認知されたこと、さらに「auスマートパス」も会員数が1000万人を超えてユーザーに浸透していることなどが総合的に判断され、MNPを好調に導いたのではとしている。
春商戦では加熱したキャッシュバックなどが行われたが、総務省の指導もあって徐々に落ち着きを見せている。また、TCAと大手キャリア3社の契約者数発表が契約者獲得競争を過熱化させているとの指摘を受け、キャリアが四半期ごとの決算発表でそれぞれ公表する方針に変更された。
《関口賢》
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