【Build 2014】ゲームだけじゃないKinectの世界……サプライズはXbox Oneとクーポン配布
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Xboxについては、昨年、テレビやゲームなどエンターテインメントをひとつに集約するとしてXbox Oneが発表され、2014年の発売開始が予定されている。今回の発表と合わせると、エンターテインメントだけでなく、さまざまなWindowsアプリケーションを実行できるプラットフォームにXboxも加わるということだ。
Build 2014の基調講演では、Terry Myerson氏(Windows OS Group担当EVP)は、「本日の発表ではPC、スマートフォン、タブレットなどすべての画面が同じプラットフォームとして使えることを強調してきましたが、ひとつ隠していたことがあります。それはテレビスクリーンです。」と述べ、Xboxの新しい機能の紹介を行った。Myerson氏は、Xboxはテレビではないが、ゲームやテレビ、VODだけでなく、Windowsアプリケーションが動くことで、それはテレビ以上の体験を提供するという。
続いてKHAN Academy(教育コンテンツ、講義・授業の動画などを世界中に配信しているNPO)のアプリケーションの説明では、PC、スマートフォン向けに同コンテンツを視聴するアプリケーションを紹介しつつ、まったく同じものが、ほぼ同時にXbox用にもビルドされるデモを披露していた。このデモでは、Kinectを利用し、ハンドジェスチャーでアプリを操作したり、コンテンツを動かしたりする機能が実装されていた。
Myerson氏はここで、Kinectの説明に移った。Kinect for Windowsは、すでの100万ダウンロードされ4000人の開発者が利用しているという。Version2では、カメラを10台までサポートするなど強化が行われ、ジェスチャートラッキング、フェイストラッキングなども強化される。これにより、Kinectはスポーツゲームやダンスゲームのインターフェイスとしてだけでなく、カメラをセンサーとしたPCのあらゆる入力インターフェイスとなり、医療やビジネスの分野でも威力を発揮することになるという。
リハビリや理学療法に応用されるKinectや、MRI画像を見ながらの手術において、画像の操作を手袋をしたままできるといった例、30分かかっていたアニメーションを10秒で生成できたというクリエイターの例などを紹介ビデオで上映した。
なお、基調講演の終盤(2時間12分ごろ)には参加者全員にXbox OneとMicrosoft Storeで利用できる500ドルの商品券が配られるというサプライズがあり、観衆を沸かせていた。
Build 2014 基調講演:(Xbox関連のセッションは1時間50分後あたりから)
Kinect紹介ビデオ:
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