富士通研、ソフトだけで転送速度を最大10倍高速化するデータ転送技術を開発
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
NTT、Range Extensions対応のHEVCエンコードエンジンを世界初開発
-
JAXA、スパコンシステムを刷新……富士通PRIMEHPCの次世代モデル採用

今回同社では、ネットワーク上を流れるデータのなかで統計的に出現頻度の高いデータだけを選択し、優先的に保存する省メモリ化技術を開発。重複除去性能を維持したまま、出現頻度の低いデータがストレージに保存されることを低減できる。社内実験では、モバイル端末側のストレージに保存する重複データ量を最大約80%削減できたとのこと。
同時に、圧縮処理のCPU利用率を、最大で従来の約4分の1に削減する、データ圧縮技術を開発。データ内に繰り返し出現するデータパターンを探索する際に、パターンが見つからないときは、まばらな間隔で探索を行い、パターンが見つかったときには、その前後のデータを細かく探索することで、圧縮処理時間を大幅短縮した。
さらに、送信データサイズ、ネットワークの利用可能な帯域、端末のCPU性能などの情報を定期的に収集することで高速化効果を予測し、その結果から重複除去や圧縮処理の実施有無を判定する技術を開発した。これらにより、モバイル端末でも実効データ転送速度を向上できるとのこと。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
NTT、Range Extensions対応のHEVCエンコードエンジンを世界初開発
ブロードバンド -
JAXA、スパコンシステムを刷新……富士通PRIMEHPCの次世代モデル採用
エンタープライズ -
ヤマトグループ、羽田クロノゲートでの出荷検品にNECの画像認識技術を導入
エンタープライズ -
感情のトーンを再現できる音声合成技術、富士通研が開発
エンタープライズ -
テレビ番組情報を網羅するアプリ「ハミテレ」、テレビ局6社が共同開発
エンタープライズ -
九州先端科学技研と富士通、スパコンプログラム高速化をビッグデータ分析で実現する技術を共同開発
エンタープライズ -
NICT、テレビ放送帯ホワイトスペース対応のLTEスマホを開発
エンタープライズ -
NTTと三菱電機、改ざんを検知できる暗号方式を開発
エンタープライズ