東洋ゴムがACミランとのスポンサー契約、きっかけとなった意外な出来事

　東洋ゴム工業は11日、サッカー日本代表の本田圭佑選手が所属する名門クラブ・ACミランとスポンサー契約を締結したことを発表した。しかし、その契約に至った背景には意外な出来事がきっかけとなっていたようだ。

　今回の契約締結により今年4月から2016年6月まで同クラブをサポートする。なお、本田移籍後の同クラブのプレミアムスポンサーにつく国内企業としては同社が初となる。

　両者のスポンサー契約は昨年末頃に一部メディアによって報じられたが、東洋ゴム工業側によればその当時はACミランとの契約の予定はなかったという。ただ、当時の同社は海外の事業展開を加速させる中でグローバルにブランドを訴求できるコンテンツを探していたという事情もあり、ニュース報道をきっかけに同クラブのスポンサーシップ契約の検討を開始し、今回の契約に至ったという。「Driven To Perform最高のパフォーマンスを追求する」というステートメントがある同社にとっては、世界的に活躍し、常に頂点を目指すACミランや本田選手に共感できる点が多いことも契約した理由のひとつであるようだ。

　ACミランは今季、4月7日時点では本田が初ゴールを決め、チームが3連勝するなど調子が上がってきている。先期、売上高・営業利益・経常利益ともに過去最高を達成した東洋ゴム工業がサポートにつくことで、チーム好調をさらに後押しする。