「おうちフローズン」がトレンドに? 増税で“ウチナカ回帰”の傾向も | RBB TODAY

「おうちフローズン」がトレンドに? 増税で“ウチナカ回帰”の傾向も

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コーヒーフローズン
コーヒーフローズン 全 6 枚
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 今年の消費トレンドのキーワードと言えば、やはり「増税」だ。4月から消費税が8%にアップしたことで、外食や外出を控えて自宅で過ごす時間を大切にする“ウチナカ回帰”志向の人も増えている。

■この夏加速の「おうちフローズン」トレンドの背景

 そんななかトレンド総研は、2014年・春夏のトレンドの1つとして『おうちフローズン』に注目しているという。その背景には、“ウチナカ回帰”の人であっても「お店で買うより安いけれども、ちょっとプチ贅沢できるものを見つける」「食事やドリンクなどをみんなで手作りする」と、“節約自体を楽しもう”とする傾向が強まっているからだ。

 フローズンドリンクは、ふだんのドリンクにひと手間かけるだけで、見た目や食感が変わる楽しさを味わうことができる。グリーンスムージーやミネラルスムージーなど、飲み物の種類を工夫したり、トッピングを変えたりと、自分なりのアレンジがしやすいのも楽しめるポイントだ。さらに最近では、自宅でフローズンを作るためのマシンやクッキングトイなども登場している。

 商品ジャーナリストの北村森氏は、「ここ数年をみてもフローズンドリンクは定番化しつつあると言えますが、今年は“ウチナカ回帰”にともない、『おうちフローズン』を楽しむ人がさらに増えるでしょう」と予測。「自宅でも手軽かつリーズナブルに、この夏、ちょっと贅沢な気持ちが味わえる『おうちフローズン』は、“節約を楽しみたい”現代の消費者にとって非常に魅力的に映るのです」と指摘している。

 実際に、20~30代の男女500名に、消費増税後の意識変化および「おうちフローズン」への興味について調査(調査期間:4月2日~7日)を行ったところ、「光熱費やレジャー費をおさえるために、今年の春夏は、体のなかから涼しくなるメニューを積極的にとり入れたいと思いますか?」という質問に63%が「そう思う」と回答。そして、「今年の春夏に、フローズンドリンクを楽しみたいと思いますか?」という質問には、全体の78%が「そう思う」、「自宅でフローズンドリンクを手作りしてみたいと思いますか?」という質問には、69%が「そう思う」と回答している。

 ちなみに、「今年の春夏、あなたが飲みたいと思うフローズンドリンクはどのようなタイプのものですか?」と聞いたところ、定番の「コーヒー・エスプレッソ系」(40%)がもっとも人気を集めている。

 増税により“ウチナカ回帰”が進む今年の春夏は、自宅でフローズンを手作りする「おうちフローズン」を楽しむ人が、さらに増えていくと予想される。

■「おうちフローズン」のレシピ公開

 なお人気料理研究家の浜内千波氏による、自宅でも手軽に作ることができる「おうちフローズン」のレシピは以下のとおりだ。

●レシピ1:コーヒーフローズン

材料(2人分)…スプレードライコーヒー(※今回のレシピでは「ネスカフェ エクセラ」を使用):4g、低脂肪牛乳:1カップ、砂糖:40g

作り方…すべての材料をプラスチック製の密閉容器などに入れて凍らせ、スプーンで削る。

ワンポイントアドバイス…あらかじめ、砂糖とまぜてから凍らせたほうが、固まりにくく削りやすくなります。この配合だと、冷凍庫から出してすぐに、簡単にスプーンで削れるのでおすすめです。また、コーヒー粉末ではなく、ボトルコーヒーで作ることも可能。その場合は、材料を「ボトルコーヒー(甘さ控えめタイプ):1カップ、砂糖:大さじ3」に置き換えてください。

●レシピ2:抹茶フローズン

材料(2人分)…抹茶飲料粉末パウダー:2杯分(※今回のレシピでは「ネスレ ふわラテ 宇治抹茶」2本を使用)、調整豆乳:1カップ、氷:200g

作り方…すべての材料を、なめらかになるまでミキサーにかける。

ワンポイントアドバイス…今回は調整豆乳を使用しましたが、お好みで無調整豆乳を使っていただいても構いません。

●レシピ3:ミネラルフローズン

材料(2人分)…硬水:3/4カップ(A)、キウイ:70g(A)、ブロッコリー:70g(A)、硬水:3/4カップ(B)、トマト:70g(B)、人参:70g(B)

作り方…キウイ、ブロッコリー、トマト、人参は、ミキサーにかけられる大きさに切り、冷凍しておく。AとBをそれぞれ別でミキサーにかけ、グラスに緑(A)、赤(B)の順に入れる。

ワンポイントアドバイス…今話題の、「硬水」を使ったミネラルスムージーをフローズン状にアレンジしたレシピです。野菜・果物はあらかじめ凍らせておきましょう。ミキサーにかけるときは一気にクラッシュするのではなく、フラッシュボタンを多用し、ポンポンとかきまぜるのがおすすめ。あまりドロドロにしないほうがおいしいです。お子様の場合はオリゴ糖を混ぜても可。

《冨岡晶》

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