「サイボウズ ガルーン」のAPIにアクセス制限回避が可能な脆弱性

拡大写真

独立行政法人 情報処理推進機構（IPA）および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター（JPCERT/CC）は4月30日、サイボウズ株式会社が提供するグループウェア「サイボウズ ガルーン」のAPIにアクセス制限回避が可能な脆弱性（CVE-2014-1989）が存在すると「Japan Vulnerability Notes（JVN）」で発表した。

「サイボウズ ガルーン 3.0 から 3.7 Service Pack 3 まで」には、アクセス制限回避が可能な脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能なユーザによって、変更権限のないスケジュール情報を削除される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元に最新版へアップデートするよう呼びかけている。

「サイボウズ ガルーン」のAPIにアクセス制限回避が可能な脆弱性（JVN）

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》

• Ignite Realtimeの「Smack API」に複数の脆弱性（JVN）
• 「POCO C++ Libraries」にワイルドカード証明書を適切に検証しない脆弱性（JVN）
• 「IBM Notes」および「IBM Domino」に攻撃されやすくなる問題（JVN）