ソニー、2013年度通期業績見通しを下方修正……当期純損益は1300億円の赤字に
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売上高及び営業収入は、2月時点の見通しが7兆7000億円だったものを微増の7兆7700億円としたものの、営業利益は同じく800億円から67.5%マイナスの260億円、税引前利益は800億円から67.5%マイナスの260億円、同社株主に帰属する当期純利益(損失)は1100億円の赤字から1300億円の赤字に赤字幅を増やした。
対前年度比では、売上高及び営業収入は14.3%プラス、営業利益は88.7%マイナス、税引前利益は89.4%のマイナスとなり、当期純利益は430億円の黒字だった。
連結営業利益見通しの下方修正の要因は、2013年度にPC事業収束に関する費用約300億円の追加計上が見込まれることと、主に海外におけるディスク製造事業において、約250億円の減損の計上が見込まれること。
2月6日にPC事業収束を発表した後、2013年度および2014年度のPCの販売見込みが2月時点の想定を下回ったことにより、余剰となった春モデルの手元部品に対する評価減や、仕入先の発注済部品に対する補償の計上が見込まれる。また、構造改革費用が一部前倒しで計上される予定だ。これらにより、総額約300億円の費用の追加計上が見込まれる。
海外におけるディスク製造事業については、主に欧州でのディスクメディアの需要が想定以上に縮小しており、減損の計上を見込んだ。ディスク製造事業全体の公正価値が減少したため、営業権の減損の計上を見込んでいる。
《高木啓》
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