6月開催「2014 FIFAワールドカップ」に便乗するサイバー犯罪が、じわじわと登場
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それによると同社では5月に、「Brazil World Cup Streaming 2014.exe」というファイルを含んだ「Jsc Sport Live + Brazil World Cup 2014 HD.rar」という圧縮ファイルを発見したとのこと。これは有名な「Remote Access Tool(RAT)」である「nJRAT」で作成されたと思われるバックドア型不正プログラムだという。この不正プログラムがインストールされると、PCを乗っ取り、画面のスクリーンショットが可能になるため、さまざまな機密情報が詐取されると考えられる。
また、EA SPORTS社のサッカーゲーム『FIFA 14』を不正利用するためのプログラム(キージェネレータ)がネット検索で発見出来るとのこと。ただしこのプログラムは、「ADW_INSTALLREX」として検出されるアドウェアとなっている。不正にゲームを入手し、キージェネレータを入手したユーザーは、高い代償を払うこととなる。
さらには、ワールドカップに便乗する脅威として、「FIFA World Cup 2014 Promotional Draw」というタイトルで、ユーザーに個人情報を共有させようとするフィッシングメールが、昨年から確認されているという。ユーザーを騙してクレジットカード認証情報などの個人情報を入力させるWebサイト(現在は閉鎖済み)も確認されたとのこと。
トレンドマイクロでは、時事的なイベントを扱ったメールやソーシャルメディアの投稿では、リンクをクリックする前に正規なものか確かめるよう呼びかけている。
《冨岡晶》
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