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「音声品質向上とカケホーダイでVoLTE推し」……ドコモ加藤社長・質疑応答

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質疑応答に答える加藤社長
質疑応答に答える加藤社長 全 6 枚
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――今回は特におすすめの端末はあるのか。

全部だ。それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを選んでいただけるようになっているはず。

――タブレットなどとマルチデバイス化を推進していく中で、魅力的なキャンペーンの計画はあるのか。

新料金プランの中でマルチデバイス化を推進する施策もある。他には特に現時点で実施を考えているものはない。今後のお客様の要望には注視していきたいと思う。

――KDDIはWiMAX2とキャリアアグリケーションを組み合わせてきたが、ドコモのネットワーク戦略は。

基本は150Mbpsのシングルで行く。年内にはカテゴリー6/220Mbpsのスピードに対応する。GALAXY S5はハイブリッドダウンロードにも対応している。

――以前は1年に1回出すと宣言していたフィーチャーフォンが、今回冬春に続いて夏にも発表されたがその意図は。

柔軟に対応してみた。フィーチャーフォンを期待する声もまだあるので、少なくとも今後年1回は出していきたいと思っている。

――Wi-Fiへのオフロードはどう進めていく。LTEとの棲み分けは。

これからも重要だと思っている。特に家の中では映像サービスなど中心にWi-Fiが良いだろう。そういう意味では光とのコラボモデルが大きく意味を持っている。

――ドコモWi-Fiを広げていく考えは。
ある程度広げてきたので、今後も要望を聞きながら対応したい。

――他社からの乗り換えインパクトをどうみている

たくさん戻ってきて欲しい。やはり特定の障壁があるので、それをできるだけ低くしていきたい。

――NOTTV用チューナーBOXが発売されるが、これまでのNOTTVの評価と今後の見通しは。

NOTTVはもう少し使ってもらえると考えている。頑張ってコンテンツも作っている。一方で非搭載の端末もある。家庭のテレビでの活用も含めて、NOTTVの魅力をアピールしながらユーザーを増やしていきたいと考えて、今回はTV BOXを発表した。

――他社で電子マネーのサービスを発表したが、ドコモは決算サービスをどうしていく。

一定の所まで大成長している。さらに全体を見たらプリペイドもあるし、ドコモポイントを拡大していくことも重要。

――昨日NTT東西が光回線の卸売りのサービスを始めるという発表があった。モバイルと光回線の組み合わせでどんなサービスが展開できると考えている。

これから前向き、かつ具体的に検討していきたい。お客様から見た時に、ブロードバンドの通信環境はLTEや次世代のLTE-Advancedに入ってきている。固定回線と使い勝手の面でほぼ差はない。光も含めて、全体的にブロードバンドの高品質なICT環境を提供できるのであれば、お客様に喜んでいただけるとだろう。これから智恵を出していきたいと思っている。

――ひかりサービスとのセット割は検討しないのか。

これからどれくらいの規模が見越せるのかを検討したい。コンセプトやフレームワークを、色々な要望をうかがいながら構築していく。

――Windows PhoneやTizenの状況はどうか。また今後新製品発表会は行っていくのか。

検討は続けているが、いま申し上げることはない。発表会については、発表に値するサービスや端末を出していきながら続けたいと思っている。

――スマートフォン市場が縮小するという調査会社のデータもあるが、マーケット全体をどう見ている。どうやってスマートフォン端末での純増を実現するのか。

市場そのものは13年度後半からMM総研などが見通しを下げつつあるが、13年後半は実際にそうだったと思う。そこで私たちは新料金プランを出した。2台目・3台目が追加しやすくなるだろう。また若い人が導入しやすい工夫も行っている。料金制度からのアプローチにより、需要を掘り起こしていく。今日発表した端末は機能・性能が高く個性的。市場を活性化する牽引車になるだろう。
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《山本 敦》

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