ソニーとハイドロ・ケベック、大規模蓄電システムの研究会社「エスタリオン」設立
エンタープライズ
企業
注目記事

ハイドロ・ケベックは、発電、送電、配電事業を手がけているカナダ最大の電力会社。世界有数の水力発電会社でもある。「エスタリオン・テクノロジーズ」は、大規模な用途でも高い安全性と信頼性を実現するシステムに加えて、電力系統用に適した電池材料技術の研究・開発を行う会社となる。
ソニーの「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池」、拡張性の高い蓄電モジュール・システムの制御技術と、ハイドロ・ケベック社が有する電力系統の運用・制御技術、リチウムイオン電池材料技術とを組み合わせて、同じ場所で研究・開発を行うことで、シナジーを図る。
ハイドロ・ケベック社代表取締役社長 兼 CEOのティエリ・バンダル氏は「新会社は、電力系統用大規模蓄電システムと電力系統の使用に適した電池材料技術の開発で成功を納めることができると考えています」とのコメントを寄せている。
なお「Esstalion」は、“リチウムイオン電池の技術を使用した電力系統用蓄電システム”という意味を込めており、「ESS(Energy Storage System:蓄電システム)」と「Station(エネルギーマネジメントの場所)」と「Lithium ion(リチウムイオン)」を組み合わせた造語。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
日本郵政と三越伊勢丹が新会社設立
エンタープライズ -
「あのとき電力会社に社内SNSがあったら……」 震災とエンタープライズソーシャル対談
エンタープライズ -
米マーケティングソフト大手Marketo、日本法人を設立
エンタープライズ -
ドコモら3社、遠隔サポートサービスの販売会社「モビドアーズ」設立
エンタープライズ -
慶應大の「仮想電力会社」、1000家庭の電力需給制御実験に成功……M2M技術を利用
エンタープライズ -
ソフトバンクモバイルとSBエナジー、一般住宅の屋根を借りる「おうち発電プロジェクト」開始
ブロードバンド -
KADOKAWA×紀伊國屋書店×講談社、新会社「日本電子図書館サービス」設立
エンタープライズ -
J:COM、マンション向け割安電力提供サービスを開始……東京・杉並区で先行提供
ブロードバンド -
ローソン、「太陽光発電システム」を2年で2,000店舗に導入……10月より売電を開始
エンタープライズ