シュワルツェネッガーに完全無欠のヒーローのイメージを抱く観客は、本作でその先入観を覆されるだろう。シュワルツェネッガー演じる主人公ジョン・ウォートンは、DEA(麻薬取締局)の特殊部隊を率いるリーダーだ。犯罪を憎み、チームの絆を重んじるが、トラウマを内に秘め、自ら法を逸脱した行為に手を染めることもあるという設定。
<あらすじ> ジョンは8人の部下を指揮し、麻薬カルテルのアジトを制圧する。しかし一味の隠し金1000万ドルの札束が消え、ジョンの部下が1人ずつ何者かに惨殺される。ジョンへの恨みを晴らそうとする麻薬組織の仕業なのか、それともチーム内の何者かの犯行なのか。ジョンと地元の女性刑事が捜査するが、チームのメンバーは疑心暗鬼に陥り、連続殺人は異常な展開を見せる……。
殺しのターゲットにされたチームの面々が同時に容疑者でもあるという状況で、“消えた1000万ドル”の真相究明が進行していく。監督はデヴィッド・エアー。『サボタージュ』は今秋、TOHOシネマズみゆき座ほかで日本全国ロードショー だ。