日本ユニシスとDNP、AIを利用したブレーンストーミング支援システムを共同開発 | RBB TODAY

日本ユニシスとDNP、AIを利用したブレーンストーミング支援システムを共同開発

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 日本ユニシスと大日本印刷(DNP)は6日、人間の知的創造活動をサポートすることを目的とした共同研究プロジェクトを行うことを発表した。

 このプロジェクトは、人工知能(AI)やテキスト情報から関連する言葉を抽出する言語処理技術、インタラクション技術など、両社のキーテクノロジーを融合させ、新規事業や新商品の開発といった知的創造活動を支援する新たなサービスの実現を目指すもの。

 第一弾として、集団でアイデアを出し合う「ブレーンストーミング」において、人間のような常識を備えた人工知能(AI)を活用して多彩なアイデアの創出を支援するシステムを、共同開発する。本年秋から実証実験を行う計画だ。

 ブレーンストーミング中に出された意見のキーワードや文章などを入力することによって、その言葉から連想される言葉や類似する言葉をヒントとして提示。これをきっかけに、参加者が新たな気付きを得てアイデアを創造できるよう支援する。日本ユニシスが蓄積した86万件のデータベースを応用し、両社で開発した独自のアルゴリズム(計算方法)により、連想語、類似語、反対語など、多様な観点でヒントを提示する。利用者は、会議の場だけでなく、事前準備や事後のまとめ、一人でのアイデア発想のヒントなどにも、本システムを利用できる。

 今後は、本システムのソフトウェアとしての販売に加えて、クラウドコンピューティングを利用したサービスの提供や、会議室運営企業、事務機器メーカーとの連携による共同提供なども展開していく方針だ。両社は、2014年秋から両社の社内会議で本システムを利用し、より高い効果を追究する研究開発を進める。

《冨岡晶》

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