ムーミン、母国フィンランド製作で初の映画化 | RBB TODAY

ムーミン、母国フィンランド製作で初の映画化

エンタメ 映画・ドラマ
『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』-(C) 2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie (C) Moomin Characters TM
『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』-(C) 2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie (C) Moomin Characters TM 全 1 枚
/
拡大写真
近年、アニメや展覧会、グッズなど“癒し系”として日本の女子から絶大な人気を誇るキャラクター「ムーミン」。そんな世界中から愛されるムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンが今年で生誕100周年を迎える。この記念すべき年にムーミンが長編アニメーション映画としてスクリーンに登場することが明らかとなった。

リビエラにバカンスにやって来たムーミン一家だったが、すっかり現地のプレイボーイの虜になってしまったフローレンと、そんな彼女に焼きもちを焼くムーミン。また、貴族と友達になり自らを「ムーミン伯爵」と呼ぶようになったムーミンパパに腹を立てたムーミンママは、親戚が暮らす静かで落ち着いた古いボートで過ごすことを決め、家族がバラバラになってしまうのだった…。

今回公開が決定した『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は、地中海沿岸に位置する魅惑的な地リビエラへとやってきたムーミン一家の愉快な冒険を描く全編手書きの長編アニメーション。ムーミンの母国フィンランドで製作された初の劇場用長編アニメーションとして世界中のムーミンファンから熱い注目を浴びている。

過去の劇場版としては日本で描き直され放映されていたテレビアニメの劇場版『劇場版ムーミン谷の彗星』(’92)やパペット・アニメーション『劇場版ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~』(’09)などがある。

本作の監督を務めたグザヴィエ・ピカルドは「本作を製作するにあたって意識したしたことは、トーベ・ヤンソンのオリジナル作品に敬意を払い、昔から『ムーミン』を愛する人々のためにも映画に原作を取り入れることでした。そして、どんな大人も持っているはずの子ども心を刺激したかったのです。本作ではすべてどのシーンも手書きです。どのシーンを切り取っても、原作の雰囲気を決して崩さないように色味や音楽などにもとてもこだわりました」「私がこの作品を通じて強く思うことは、トーベ・ヤンソンの作品を今後も後世に残し続けることであり、『平和に暮らし、植物と夢を育て続ける』という彼女のモットーを持ち続けたいと思っています」と語った。

日本初公開のオリジナル作品を200点あまり展示する「ムーミン展」や、アパレルブランド「UNIQLO」でムーミンTシャツが販売されるなど、各地各業界で賑わいをみせている。トーベの誕生日である8月9日にはムーミンファンが参加できるイベントも企画されており、今年は「ムーミンの年」となりそうだ。

『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は、2015年2月より全国にて公開。

《text:cinemacafe.net》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース