【Interop 2014 Vol.14】ShowNetのポイント……ネットワーク&ファシリティ
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ShowNetの今年の全体的の見どころについて簡単にみていこう。まずネッワーク系のL2/L3の見どころは、ShowNet全体の世界感が非常に整理され、分かりやすくなったことだという。従来までのShowNetでは、統一された運用ポリシーにより各組織で管理された1つのAS(Autonomous System)でネットワークを構築・運用していたが(通常の大規模なISPのネットワークでは固有のASを形成する)、今年からASを2つに分けるコンセプトにしたそうだ。まず1つめのAS(AS290)は、事業者・キャリアを模写し、来場者や出展社にネットワークを構築するISPとしての役割を果たものだ。もう1つはクラウドのAS(AS131154)として、NFV(Network Function Virtualization:サーバ仮想化をネットワーク機器に応用したもの)やコンテンツ・デリバリを模写。そしてASを超えたSDNのよるパス交換を世界で初めて試みている。
さらに事業者のネットワーク系については、真の100Gbpsでアプリケーション層まで対応したバックボーンを提供している点が見どころだ。これまで100Gbpsインターフェイスは、伝送系やルータ・スイッチ製品などに利用されてきたものだ。しかし、いよいよファイアウォールなども含め、アプリケーション層まで対応することになった。またキャリア系では、NFVによって自動化を実現したネットワーク構成になっているという。
●高密度化に対応するケーブル類と運用性に優れた電源管理ソリューション
ShowNetにおけるファシリティ系は、大規模ながら短期間での構築が求められるという困難なもの。今年のケーブリングでは、100GBase-SR10搭載の製品が登場したり、40G対応のQFPスロットを搭載した高密度スイッチが増えたことで、12芯/24芯のMPOコネクタを使用した多数のファイバを使用しているという。またShowNetで使う大量の装置を管理する配線には細径UTPパッチコードを用いて省スペース化も実現。
ラック内のサーバやルータといったIT機器に配電するためのPDU(power distribution unit)には、200V対応を利用することで高密度実装を可能にした。100V系ではリアルタイムに消費電力が表示されるPDUや、アウトレット単位で開閉を制御し、スケジュール運転ができるPDUを用いている。効率的な給電を展開できように工夫を凝らしているそうだ。
《井上猛雄》
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