【Mobile Asia Expo 2014 Vol.4】NTTドコモ、モバイル端末がSIMなしでも使えるようになる「ポータブルSIM」を出展
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Mobile Asia Expoに出展するNTTドコモが、10日に開発発表を行った「ポータブルSIM」の実機を出展した。
本体にはSIMカードのほか、NFCとBluetoothによるペアリング機能を搭載しており、SIMカードが入っていないスマートフォンやタブレット、カーエンターテインメント機器にかざしてワンタッチでペアリングして回線認証を行うことで、SIMカードの入っていない端末でも電話やメールなどが利用できるようになる。
活用の事例としては、例えば普段携帯するスマートフォンのほか、職場にタブレットを置いておき、1台の電話番号だけでポータブルSIMにより互いを切り替えて使うというケースが想定される。またスマートフォンとネットワーク対応型の車載エンターテインメントシステムとの組み合わせも有効な活用方法になるだろう。
ポータブルSIMではSIMカードの高いセキュリティ領域を活用してIDやパスワードも保存しておくことができるため、ドコモIDやGoogleのアカウントなども利用端末間でシェアできるようになっている。
ドコモは今回のMobile Asia Expoにて本技術を試験段階のプロトタイプとして初出展したが、今後の商品化の見通しについては「本技術に携帯端末側を対応させるためには、SIMカードスロットからだけでなく、Bluetoothのワイヤレス通信経由でもデータが読み取れるように、チップ上のソフトウェアを書き換える必要がある。ただ、サンプルがある程度の完成度まで高められているので、そう遠くはない時期に商品化ができると考えている」とドコモの展示スタッフは語ってくれた。
薄型・コンパクトにするためにはバッテリー容量とのトレードオフが発生するが、現在の試作機でおよそ3日半ほどの持続性能を確保できているという。
本体にはSIMカードのほか、NFCとBluetoothによるペアリング機能を搭載しており、SIMカードが入っていないスマートフォンやタブレット、カーエンターテインメント機器にかざしてワンタッチでペアリングして回線認証を行うことで、SIMカードの入っていない端末でも電話やメールなどが利用できるようになる。
活用の事例としては、例えば普段携帯するスマートフォンのほか、職場にタブレットを置いておき、1台の電話番号だけでポータブルSIMにより互いを切り替えて使うというケースが想定される。またスマートフォンとネットワーク対応型の車載エンターテインメントシステムとの組み合わせも有効な活用方法になるだろう。
ポータブルSIMではSIMカードの高いセキュリティ領域を活用してIDやパスワードも保存しておくことができるため、ドコモIDやGoogleのアカウントなども利用端末間でシェアできるようになっている。
ドコモは今回のMobile Asia Expoにて本技術を試験段階のプロトタイプとして初出展したが、今後の商品化の見通しについては「本技術に携帯端末側を対応させるためには、SIMカードスロットからだけでなく、Bluetoothのワイヤレス通信経由でもデータが読み取れるように、チップ上のソフトウェアを書き換える必要がある。ただ、サンプルがある程度の完成度まで高められているので、そう遠くはない時期に商品化ができると考えている」とドコモの展示スタッフは語ってくれた。
薄型・コンパクトにするためにはバッテリー容量とのトレードオフが発生するが、現在の試作機でおよそ3日半ほどの持続性能を確保できているという。
《山本 敦》
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