【Interop 2014 Vol.21】ヤマハが中小企業向けVPNルーターを6年ぶりに刷新……LANマップなどの管理機能を追加
ブロードバンド
回線・サービス
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
【Interop 2014 Vol.15】すべての通信を最大10Gbpsまでパケットキャプチャー……マクニカネットワークスのネットワーク・フォレンジック製品
-
【Interop 2014 Vol.12】世界初、100Gのトラフィックキャプチャでゼロパケットロスを実演……ナパテック

「RTX1210」はおよそ6年前に発売された「RTX1200」の後継モデルとなる製品。スループットが1Gbpsから2Gbpsに、VPNのスループットが200Mbpsから1.5Gbpsに、NATのセッション数が2万から6万5534までそれぞれ向上している。消費電力も16Wから14.5Wまで低下した。
さらに、設定コンソールポートがD-SUBからRJ45に変更されたため、別途ケーブルを用意する必要がなくなり、転送速度も向上。従来のプラスチック筐体をやめ、新たに素材に金属を使用したことで動作環境温度は40度から45度へと向上している。奥行きを3センチ縮めたことで、設置できるラック面積にもゆとりができた。
また、ヤマハではネットワークの“見える化”を推進しているが、同モデルでもそれを意識した改良が行われている。具体的にはネットワーク構築後の管理機能として、GUIベースの“LANマップ”と“コンソール”を用意。“LANマップ”では配下に接続されたスイッチだけでなく、PCやプリンターなどのクライアントがマッピング表示されるように。管理者不在のときにネットワーク構成が変わっても状況がひと目でわかり、障害時にもコマンドラインを読むより素早く原因を究明できる。さらに、“ダッシュボード”を利用することで、フロントパネルのリンク状況やCPUの利用率、トラフィック使用率などが確認できるようになった。
なお、ヤマハでは「RTX1210」の配下に設置する端末として無線アクセスポイントを予定しているが、こちらに接続したクライアントのLANマップ表示についても、次のファームウェアアップグレードで対応を予定している。ネットワーク構築についても設定画面が刷新され、基本設定やプロバイダー接続、VPN設定、ポリシー管理までがGUIで操作できるようになった。
こうした管理機能の追加は、中小企業向けVPNサーバーとしてのコストパフォーマンスにもつながるという。これは、障害時の原因特定にLANマップが使えるため、別途管理ツールを用意しなくても済むためだ。
《丸田》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
【Interop 2014 Vol.15】すべての通信を最大10Gbpsまでパケットキャプチャー……マクニカネットワークスのネットワーク・フォレンジック製品
エンタープライズ -
【Interop 2014 Vol.12】世界初、100Gのトラフィックキャプチャでゼロパケットロスを実演……ナパテック
ブロードバンド -
【Interop 2014 Vol.11】サイバー攻撃者とその行動をいち早く特定……マクニカネットワークスのセキュリティサービス
ブロードバンド -
【Interop 2014 Vol.10】H.265対応で簡単操作の一体型テレプレゼンスシステム……シスコシステムズ
ブロードバンド -
虎ノ門ヒルズ全容公開。国内外の人々が集う場所へ
エンタメ -
幻の国防科学雑誌『機械化』披露、小松崎茂の超兵器図解
エンタメ -
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第49回 Google Glassはブレイクするのか? Part2「Google Glassの魅力は?」
IT・デジタル -
バタービールを飲んだ!……USJのハリー・ポッター、その徹底された異世界
エンタメ