溺れる事故は7月に多発…夏に多発する事故を防止しよう
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水の事故防止について、東京消防庁管内では、平成21年から平成25年までの6月から9月に発生した河川やプール等での溺れる事故により、86人が救急搬送されている。平成25年は18人だった。月別にみると、7月にもっとも搬送人数が多くなっている。年代別に見ると、9歳以下がもっとも多く、10歳代、30歳代が続く。
溺れる事故が発生した場所は、「河川」51%と「プール」38.4%が高い割合を占めている。年代別に見ると、0歳から2歳では、ビニールプールや池での事故の割合が高い。3歳から9歳では、プールでの事故が増え、6割を超える。10歳代から40歳代では、河川や海での事故が多くを占める。
溺れる事故を防ぐために、「子どもから目を離さず、保護者や大人が必ず付き添う」「海や河川では気象状況に注意を払う」「海や河川では、ライフジャケットを着用する」など呼びかけている。
火災防止について、東京消防庁管内では、平成21年から平成25年の5年間で、12歳以下の子どもの火遊びに起因する火災が234件発生した。平成21年がもっとも多く発生し、平成24年までは年々減少している。平成25年中は41件発生した。
行為者を年齢別にみると、「12歳」の45件がもっとも多く、「9歳」の40件が次に多く発生している。また、234件のうち男児による火災件数が212件、女子が22件で、男児が9割を占める。
出火場所は、「屋外」がもっとも多く112件、次いで「自宅」が86件。屋外では、公園、河川敷や空き地などで発生しており、自宅では、居室内、台所やベランダなどで発生している。「その他」は、ゴミ捨て場、車両などだった。火遊びに使用したものでもっとも多いのは、「ライター」154件で、全体の6割を超える。そのほか、マッチ、ガステーブル、ローソク、花火などだった。
火遊び火災を防ぐために、「ライター等は子どもの目に触れない場所で厳重に管理する」「子どもには幼児期から火災の怖さや火遊びの危険性を教える」「幼い子どもだけを残して外出しない」など注意を促している。
《工藤めぐみ》
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