スマホのデータ通信量節約アプリ「Opera Max」の無料ベータ版が日本で利用可能に
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【MWC 2014 Vol.21】Opera、スマホのデータ通信量を節約できるアプリ「Opera Max」を発表
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「Opera Max」は同社が得意とするデータ圧縮技術のノウハウを活かして開発されたアプリ。Android端末向けに開発されており、iOS版はまだない。その特徴は、スマートフォンにインストールし、アクティベートした状態で様々なアプリによる通信を行うと、データが自動的にOperaのVPN経由で専用クラウドサーバーに送られ、端末上で再生する際にはOpera Maxアプリがデータを復元し、データ通信容量をコンパクトに抑えられるというもの。例えばブラウザアプリでの静止画像を表示したり、YouTubeアプリでの動画再生などで効果を発揮してくれる。
同社ではOpera Maxアプリを使うことで、データ通信量が”最大50%節約できる”と説明している。例えば「1GB/月」のデータが利用できるSIMフリー端末向けのプランでは、同じ価格で「1.5GB/月」分を利用できる換算だ。毎月の通信容量に制限のあるキャリアのLTEサービスや、MVNOの提供する格安SIMのデータ容量を有効に利用するために重宝しそうだ。
Opera Maxのアプリは2月末からアメリカやヨーロッパでベータ版のダウンロードが先行スタートしていたが、このたびアジア地域でも2,000件のユーザー向けにテスト版のダウンロード配布が限定スタートしている。
アプリの利用にはAndroid 4.0以上の端末が必要(iOS版アプリは今のところ提供されていない)。ダウンロード後には使用開始から数日後、製品に関するフィードバックを訊ねるポップアップが表示されるようになる。
アプリのユーザーインターフェース上からは、データの通信容量が日別/月別などのタイムライン表示で一覧ができる。アプリごとに、一定期間中にどれぐらいのデータ量がOpera Maxを使ったことで節約できたか、グラフでモニターできるので、目に見えるかたちでお得感が味わえそうだ。またデータを過剰に使用しているアプリを見つけ出す際にも便利だろう。
Opera Maxでは高額なパケット代金が発生しそうなデータ通信を行っている際には、最大限でデータを圧縮する。反対に無料の場合には起動されない。またデータ通信量の大きいアプリについては、Wi-Fiのみを利用するようにアラートで促したり、接続自体を制限できるブロック機能も用意する。
なおHTTPSなどで暗号化された通信の場合はプライバシー保護の観点からも圧縮処理が行われず、データの記録も行われない。また音楽ストリーミングアプリについては、音質が劣化することを避けるために行わないというのが同社のコンセプトだ。
《山本 敦》
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