エアキックの設置場所は、渋谷駅スクランブル交差点が見下ろせる東急百貨店 渋谷駅・東横店2階フロア。参加者が思い思いにエアキックをすると、床のセンサーが感知し、スクランブル交差点の向かい側にあるQフロントの大型ビジョンにボールが映し出される。
JOEという名前をその場で入力し、華麗なエアキックを披露した18歳の男子学生は、「まさに日本代表選手になった気分。実際のボールはないのに、なぜか蹴った気分になって最高、爽快。蹴り足のど真ん中に確実に当たった感じ」と笑った。
また、ひとりがエアキックで飛ばし、もうひとりがビジョンに映るネームボトルとゴールの映像をスマホで撮影するという下校中の女子高生2人の姿も見られた。
2014 FIFA ワールドカップブラジル大会を盛り上げる同社は、250種類以上の名前や名字が印字された“ネームボトル”を4月から発売。わずか5週で1億本を突破するという勢いで、このイベントを実施。
前出の男子学生は、「ネームボトルは、自分の名前はなかったけど、友だちの名前が入ったボトルを見つけたりして、いろいろ買った。これから自分の名前が出たら、1年分買いたい。日本コカ・コーラさんお願いします」と語った。
渋谷のスクランブル交差点の上を飛ぶデジタルなボールと、大型ビジョンに映し出される自分のネームボトル。渋谷の街が“エアサッカー場”と化し、「ナイスシュート!」という歓声で沸いていた。